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4 people found this review helpful
17.9 hrs on record
MYSTシリーズやObductionでおなじみのCyan Worlds社による新作アドベンチャーゲー 。謎解きゲー 好きはプレイして損はないと思うが、MYSTのような作品を期待すると外れるかもしれないというくらい全くの別ゲー になっている。

ストーリーとしては、レル と呼ばれる世界を守る「守護者」として目覚めたある人物が、メンター役の女性の導きによって自身の役割を理解していく、といったもの。さすがにCyan Worlds社の作品 けあってグラフィックは美麗の一言。世界観は統一されていて各エリア間の変化はそこまで大きくはないが、その分作り込まれた近未来的な世界を存分に 能できる。

本作の特徴は「VRプレイをメインにしている」ということ ろう。例えばゲー 後半に登 する、巨大な乗り物の操作パートや水中パートなどは、VRにおける臨 感を重視して導入されたと思われる。また本作は操作が簡略化・画一化されており、スイッチやハンドル、ドアノブなどはすべて「ソケット」に置き換わっている。プレイヤーはゲー 開始直後に手に入れる「アジャンクト」をソケットに接続し、どの操作を行うか選択することでギミックを動かしていく。これもおそらくVRプレイでの操作性を意識した結果と思われる。MYSTシリーズのような高難易度の謎解きも今作では登 せず、ソケットを見つけて出来ることをやっていればそのうち解けるレベルである。これも、謎解きで詰まることでゲー 体験を損なうことを嫌った結果といえる ろう。
自分はVRでプレイしていないためこれは想像になってしまうが、「VRゲー の新たな形を示す」という意味ではCyan Worlds社の目論見は成功していると思われる。た あくまでVRでのプレイが本作のゲー 体験を最大化するという けで、決してPCでのプレイで魅力が損なわれるわけではないことを付記しておく。

 点としては、まず操作の簡略化による弊害が挙げられる。せっかく様々なギミックがあるの が、単純操作が続くためにプレイ感覚の変化が乏しく感じられてしまう。さすがに後半はひねりを効かせたものも登 するものの、謎解きも前述のようにソケットを見つけて動かせばどうとでもなるレベルなため、余計に単調に感じられてしまった。プレイ時間は短めなのはむしろ良かった点で、これ以上長いと逆に れてしまっていたと思う。
そして最大の 点と個人的に思うのがストーリーである。本作はストーリーおよびその土台となる舞台設定のほとんどを、メンター役の語りによって提示するという手法をとっている。そしてゲー の最後にはある「意外な展開」が待ち受けているの が、そこに至る伏線があまり提示されない(もしくは提示されても聞き逃したり、メモを取りなどしない限り残らないため忘れてしまう)ため、非常に唐突な印象を受けてしまった。このような展開を用意しているのなら、もう少し目に見える形の伏線を張るなど見せ方を工夫した方が良かったのではないかと思った。

全体的には十分面白い作品に仕上がっているし、 点はあるもののとても楽しく最後までプレイできた。純粋に良質の謎解きを楽しみたい人にはおすすめできるゲー であると思う。
Posted 18 July, 2023. Last edited 20 July, 2023.
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4 people found this review helpful
21.6 hrs on record (20.5 hrs at review time)
ミクとタクの姉弟が水没した都市を蘇らせるべく奔走する、雰囲気重視のアドベンチャーゲー 。
良くも悪くも前作Submergedの正統進化なので、まず前作をプレイして自分に合うかどうか試した方が良い。

前作からパワーアップした点として、まずはグラフィックの大幅進化があげられる。水面の乱反射や星空、活き活きと動く生物など、幻想的ながらもリアルな 像美は本当に 晴らしい。何の目的もなく船を走らせる けで楽しいゲー などそうは無い。水没し崩壊していく都市に二人 けという寂寥感も、好きな人にとってはたまらない ろう。た 前作に比べると明るいと感じる 面が増えているため、前作の暗めの雰囲気が好きな人にはハマらない可能性はある。
また収集要 が大幅に増えてボリュー も増している上、マップ上にギミックも追 されてゲー 性も高まっている。さらに今作では、弟のタクを操作するパートもある(任意に操作キャラを切り替えられるわけではないので注意)など、プレイヤーを飽きさせない工夫が盛り込まれているのが分かる。

一方で、ボリュー の増分は主に寄り道要 によるものなので、寄り道せずストーリーをひたすら進めるプレイ と前作同様かなりあっさりクリアしてしまうと思われる。ギミックも次から次に新たなものが登 するといった感じではなく、 本的なゲー プレイの単調さは前作から変わっていない。そういう意味では今作もやはり雰囲気がすべてと言える。

とにかく、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さる作品。前述のようにまずは前作をプレイして雰囲気を掴むべき が、トレーラーを見て雰囲気に惹かれるものがあるなら買って損はないと思う。。
Posted 12 August, 2022. Last edited 12 August, 2022.
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3 people found this review helpful
9.1 hrs on record
サイコメトリー能力を持つ探偵ポール・プロスペローが、自分に依 してきた少年イーサン・カーター失踪の謎を解き明かしていく、一人称視点のアドベンチャー。
謎解きゲーかと思いきやそうではなく、雰囲気ゲーかと思いきやそうでもない。カテゴライズするのが難しいゲー 。アドベンチャー好き、もしくはゲー にストーリー性を求める人ならプレイする価値は十分にある。
グラフィックは非常に美しく、まるで本当にそこを歩いているかのようなリアルさである。またゲー 内を徹 徹尾支配しているある種の寂しさ、虚しさは、特に初代MYSTなどが好きな人にはたまらないと思われる。
難易度は高くはないが、冒 で語られる「物語体験」という面を重視しているためか、チュートリアルやガイド等は基本的に無い。そのため、何をすれば良いのかがやや解りづらいところがある。
また、解くべき謎の一部が非常に見つけにくく、隅々までくまなく歩き回る必要がある。なお最終目的地にはすべての謎を解かずとも行けてしまうが、ストーリーを十分に味わいたいならすべての謎を解いてから向かうべき。
謎を解く度に明かされていくカーター家の話は面白く、ラストに明かされる真実には驚かされた。
最後に、このRedux版はチェックポイントセーブ式で、特定の行動を起こすか特定の地点を通過するとセーブされる仕様。そのため、半端なところでゲー を終了すると状況が一部巻き戻ってしまう可能性があることに注意。
Posted 25 February, 2021. Last edited 25 February, 2021.
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