Tokyo Xtreme Racer

Tokyo Xtreme Racer

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「首都高来たけど右も左も分からん……」な人向け首都高バトルガイド
By doinaka[JP]
この手のニッチなゲームには珍しく(失礼)、配信者さんに好評なようで、動画やライブ配信をよく見かけます。
ただ、そういった動画や配信を見て「面白そう」と思って購入された、もしくは購入を検討している方々の中には、レースゲームはおろか車についても詳しくないという方もいらっしゃるかと思います。
このガイドでは、そういった方々もこのゲームを楽しんでもらえるよう、チュートリアルでは触れられていない点を中心にフォローしていきます。
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いざ首都高へ!……の前に
まず、起動前にスピーカーの音量を小さめにしておくことをおすすめします。
オープニングムービーの音量がやたら大きく、鼓膜を破壊された首都高チャレンジャーは数知れず……。
(EA0.10.2で多少小さくはなりましたが、それでも大音量には変わりありませんでした…)

音量に関しては、EA0.12.0時点でかなり改善されました。爆音OPとももうおさらばです。

無事にタイトル画面が表示されたら、オプション画面を開きましょう。
必須ではないですが、予め設定しておくと快適にゲームをプレイできる項目がいくつかあります。
オプションを設定しよう
タブごとに設定項目を記載していきます。

『ゲーム全般』タブ
1つ目は『オートセーブ』。初期値は『オン』になっています。
首都高バトルシリーズは、理不尽で難易度の高いゲームです。また、ライバル単位で勝利数・敗北数がカウントされています。
敗北数を気にする方や、試走してから車やパーツを選びたいという方は、『オフ』にして手動セーブにしておきましょう。

2つ目は『テキストスピード』。
本ゲームはセリフの読み上げはなく(EA0.10.1時点)、単純に画面に表示される速度が速くなるため、『速い』にしておくことをおすすめします。

EA0.10.2追加
新たに『カメラの振動幅』と『バックミラー表示切り替え(ボンネットビュー)』が追加されています。
まず『カメラの振動幅』について。
以前は三人称視点と鳥瞰視点でのみ、速度に応じてカメラが振動していました。
0.10.2では、視点に関わらずここで設定した振動幅が反映されるようになりました。
画面振動ありの方が臨場感は感じられますが、画面が小刻みに動くことで酔いやすさも増します。
個人的にはこれまでのドライバー視点のほうが好みのため、『0』に変更しました。

『バックミラー表示切り替え(ボンネットビュー)』については、『オン』にしておくことをオススメします。
純粋に画面の情報量が増やせるのと、ボンネットビューを使用しなければどちらでも影響しないためです。

『グラフィック』タブ
ご自身のPCスペックに合ったグラフィック設定に変更しましょう。
要求スペックが意外と高く、推奨スペックは現行のアッパーミドルクラスになっています。
エントリークラスのPCをお使いの方は、グラフィック品質を『LOW』にすることをおすすめします。

『コントローラー:ドライブ』タブ
まず、『ハンドリング反応時間』。
好みは分かれると思いますが、長いほど急ハンドルになりづらいため、自分は最大値の『1.0』にしています。

次に、『ハンドル舵角補正』。走行速度が速いほど、入力に対するハンドルの切れ角が少なくなる機能です。
これも好みですが、自分は『オフ』に設定しています。

また、この機会にキーアサインについても確認・見直しをしておくと良いでしょう。

個人的キーアサイン設定
参考までに、自分の設定しているドライブ時のキーアサインについて記載します。
※ボタンの記載はXboxコントローラー準拠で、記載していない項目はデフォルト設定のままです。

・サイドブレーキ:Bボタン
・シフトアップ:Aボタン
・シフトダウン/バック:Xボタン
・パッシング:LBボタン
・ナイトロシステム:RBボタン

昨今のレースゲームでは「アクセル・ブレーキはトリガー、シフトチェンジはAボタン・Xボタン」の操作系が主流です(主観を含みます)。
この配置でマニュアル操作に慣れておくと、今後他のレースゲームをプレイする際にも比較的違和感なく操作出来るようになると思います。

また、右スティックでアクセル/ブレーキをコントロールする操作系もあります(上に倒すとアクセル、下に倒すとブレーキといった具合)。
ただ、首都高バトルにおいては仕様上この設定ができないようです(EA0.10.2時点)。
入力が-50~0~+50という形ではなく、0~+50~+100となっているようで、ニュートラルでも常にアクセルかブレーキが踏みっぱなしの状態になってしまいます……。

ちなみに、初代PS~PS2くらいの時期のレースゲームでは、アクセル・ブレーキをAボタン・Xボタン、シフトチェンジをトリガーで操作するキーアサインが多いです。
レトロなレースゲームをプレイする際の参考にしてみてください。
車選びの基準は価格だけじゃないぜ!
お待たせしました。いよいよゲームスタートです。
まずは、これから共に首都高を攻める相棒を選びましょう。
初期で選択できるのは、スズキ・スイフトスポーツ(スイスポ)、トヨタ・スプリンタートレノ(トレノ)、マツダ・ロードスターの3車種です(EA0.10.1時点)
価格としては、ロードスター>スイスポ>トレノの順になっています。

何か理由があって乗りたい車が決まっている方は、是非乗りたい車を選びましょう。愛も大事です。
もし、「速い車が欲しい!」という方がいれば、スイスポをおすすめします。
「一番高いロードスターが一番性能いいんじゃないの?」と思われた方。
このゲーム、必ずしも値段や登場タイミングが性能に比例するとは限りません。
速い車かどうかは、概ね『最大出力』『最大トルク』に比例します。

車を選択した時のゲーム画面右側に注目してみましょう。
それぞれスラッシュ区切りで数値が2つ記載されていますが、左側の数値を参照してください。
例えば、ロードスターは『最大出力131PS、最大トルク15kgm』、対してスイスポは『最大出力140PS、最大トルク23kgm』となっています。
これは端的に言うと、『スイスポの方がエンジンパワーがある』ということを表しています。
レースゲームなので、基本的にはパワーがあればあるほど、車体が軽ければ軽いほど有利になります。
また、車両価格もやや安めなので、余ったお金をチューニング費用に充てられるというメリットもあります。

車種を決めると、カラーリングやナンバープレートの設定になりますが、これらは後からでも設定できます。
ただ、ナンバープレートの地域区分は初期称号の一部になるので、ここだけはお好きなものを選択しておくと良いでしょう。
初バトルへ向けて
車を購入したら、ガレージからコースインを促されます……が、走り出す前に1箇所だけ、初期状態でも変更できる項目があります。
それが『タイヤ』。といっても、変更できるのはタイヤの柔らかさです。

一般的に、タイヤは柔らかければ柔らかいほど曲がりやすく、加減速の性能も良くなります。
これを「タイヤのグリップがいい」と表現しますが、グリップのいい柔らかいタイヤはすぐに摩耗してしまうため、長時間走り続けるのには向いていません。
反対に、硬いタイヤはグリップ力は落ちるものの、耐久性に優れています。
大体の目安として、ソフトタイヤでは3~4戦、ハードタイヤでは6~7戦くらいバトルすると、画面右下のタイヤゲージが摩耗を示す黄色~オレンジ色になります。
プレイスタイルにもよりますが、特にチューニングでタイヤのLvが上がるまでは、柔らかい『ソフト』のタイヤを装着し、3戦おきくらいにガレージへ戻るようにするのがオススメです。

さて、これでコースインの準備は整いました。チュートリアルに従って、『神田橋 C1 内回り』ランプを選択しましょう。
首都高バトル名物のポエムシーンを挟んで、首都環状へと繰り出すことになります。
チュートリアルを読み終えたら、まず視点変更ボタンを押して、お好きな視点に変更すると良いでしょう。
三人称視点、ドライバー視点、ボンネット視点、鳥瞰視点の4種類ありますが、個人的なオススメはバックミラーの見える『ドライバー視点』です。
車体が見えず不安かも知れませんが、慣れるとこの視点が一番プレイしやすいのではないかと思っています。
EA0.10.2より、『ボンネット視点』でもバックミラーが表示出来るようになりました。
ドライバー視点との違いとしては、画角の関係かこちらのほうが速度感があるのと、エンジン音が高めに聞こえます。

コースインからバトルまでの手順は概ねチュートリアルで説明されていますが、説明されていない点を補足します。
まずSPゲージについて。
「相手より前を走ることで~」と説明されていますが、この他に『壁や他車との接触』でもSPゲージは減少します。
チュートリアルではバトル相手以外のCPU(アザーカー)がいないため難易度は低めですが、実戦ではこのアザーカーの合間を縫いつつ、壁と接触しないよう相手より先行する必要があります。

次にバックの方法について。
壁や他車との接触により、バックせざるを得なくなる場面がよくありますが、意外とバックの方法について解説されていません。
ギアチェンジの方法によりバックの方法が変わりますが、オートを選択している場合、『ブレーキ長押し』でバックできます。
もしマニュアルを選択している場合は、1速から更にシフトダウンして、ニュートラル→リバースとシフトチェンジしましょう。こちらはリバースに入れてからアクセルでバックします。

また、このゲームにはヘルプ機能がついており、ほとんどの画面ではL3ボタン(左スティック押し込み)で項目の解説が表示されます。
特にセッティングのヘルプでは、数値を変えることでどういった挙動の変化が起きるのかも解説されているため、分からないことがあればとりあえずL3ボタンを押してみるクセを付けると良いと思います。

ちなみに、操作説明で「サイドブレーキ」というボタンが出ていますが、初心者のうちは基本的にこのボタンは使用しなくてOKです。
通常のブレーキ(フットブレーキ)は4輪全てに効きますが、サイドブレーキは後ろの2輪にしか効きません。
現実世界では主に駐車時に使用するブレーキですが、レースの世界では後輪をすべらせながら走る『ドリフト』のきっかけづくりとして使われます。
このゲームでもドリフトすることでCPボーナスが得られますが、レースの速さとは直結しないため、一旦忘れてしまっても大丈夫です。
内回りと外回りどちらを選ぶべき?
初バトル後、内回りと外回りの2種類が選べるようになりますが、個人的にはまず内回りの方から攻略していくことをおすすめします。
内回りのほうが平均速度が低いと言われており、マシンパワーの差が比較的出にくいです。
また、内回りを走っているライバルチーム<ローリング野郎>は、3チームの中でも弱い部類のチームです。
まずはローリング野郎たちを撃破しつつCP・BPを貯めて、マシンをチューニングしていくといいでしょう。
(CP・BPの使い方については、他のガイドで解説されている方もいらっしゃるのでここでは割愛します。)
走り方のコツ
ゲームを始めた直後は、ライバルマシンとの力関係は互角か、こちらが劣ることがほとんどです。
バトルはライバル先行で始まるため、マシンパワーが互角以下では、基本的にストレートでは離される一方になります。
EA0.12.0から通常のライバルは横並びのスタートに変わりましたが、ボス戦に関しては従来通りライバル先行でのスタートです…。

ストレートでなければどこで抜くか?となれば、やはりコーナーで差を詰めて行く他ありません。

CPU全体の傾向として、コーナー手前でやや過剰に減速するクセがあります。
その隙を見逃さず、コーナー進入で前に出られるようになれば、かなり勝率は上がると思います。
そのために必要なのは、仕掛けどころまでに自爆しないことと、コーナーに対してどのくらい減速すればよいかを把握することとの2点です。

まず自爆しないこと、つまりアザーカーに追突しにくくするために、車線をまたいで走るということを意識すると良いでしょう。
アザーカーは基本的に車線に沿って走るため、車線をまたぐように走ることで、万が一2車線ともアザーカーに塞がれていても、間をすり抜けることが出来るようになります。
また、壁とアザーカーの間にも、狭いですが1台ギリギリ通れるくらいのスペースがあります。
ライバルから幅寄せされてアザーカーとぶつかりそうになった場合、無理にライバルを押し戻そうとするより、ダメ元で壁を擦るくらいの感覚ですり抜けたほうが無難にクリアできる可能性が高いです。

コーナーに対してどのくらい減速すればよいかを判断するためには、どのくらいの曲がり幅なのか、つまりコースの先を知っている必要があります。
とはいえ、走り始めたプレイヤーにコースを覚えるというのは無理な話なので、ここは文明の利器を利用しましょう。
ゲーム画面の左下にミニマップが表示されています。コース図を見ることで、この先どのようなコーナーがあるかということを事前に知ることができます。
概ね、45度以上のコーナーが見えてきたら、事前に減速してコーナーに入るように心がければ、曲がりきれず外側の壁にぶつかってしまうということは減るでしょう。

ちなみに、上記でも少し触れましたが、このゲームはライバルカーの押す力が非常に強いです。
自分のほうが1車身程度先行していればまだブロックできますが、それより差がない場合やライバルが先行している場合、押し返そうと思ってもなかなか押し返せません。
ライバルカーと相撲を取り合った結果、アザーカーを避けきれなかった……というケースが非常に多いので、まずはクリーンに走ってチャンスを伺うことを意識しましょう。
CP稼ぎたいけどライバルに勝てない……そんな時は
特に序盤は、CPを稼ごうと思っても同等クラス以上のライバルしかいないため、ライバルに勝てない→CPが貯まらない→チューニングできない……という悪循環に陥りがちです。
そのため、ライバルに勝たずにCPを集める方法について解説します。

1つ目はロングランボーナス。
これは、ガレージに戻らずに一定以上の距離を走った時に支給されるボーナスCPです(フリーランの走行距離も含む)。
最初は10万CPから始まり、20万、30万と順々に上がっていき、50万CPが上限です。
C1換算では、約2周弱ごとに獲得できます。
練習がてらフリーランでぐるぐるC1を走り回ってもいいですし、自動走行をONにしておくことで放置稼ぎもできます。

2つ目はドリフトボーナス。
先ほど触れたサイドブレーキが効果を発揮する時です。ドリフトした距離に応じて、5000CP以上が獲得できます。
このゲームのドリフト判定はゆるく、ストレートでスピードが乗ったままサイドブレーキを引いて真横を向くだけでボーナスがもらえたりします。
ただ、マシンパワーに乏しい序盤では、なかなかスピードに乗せるのが難しいかも知れません。
タイヤが摩耗しきってグリップがなくなった時に狙うと、比較的獲得しやすいと思います。

3つ目はニアミスボーナス。
アザーカーを接触ギリギリのところで追い抜くと、1回につき1000CPを獲得できます。
ただし、接触してしまうとボーナスはもらえず、ちょっと近づいたくらいではボーナスの判定になりません。
必然的にアザーカーと接触するリスクが高くなるため、バトル中ではなく上記のロングランボーナスと合わせて狙っていくと良いでしょう。

4つ目はジャストアクセルボーナスで、これはバトル開始時にのみ獲得判定があります。
カウントダウンが始まって、0になった瞬間にアクセルを踏み込むと、1回につき1000CPがもらえます。
回数制限はないため、極端な話負け続けてもバトルのたびに1000CPずつはもらえることになります。

また、このゲームはライバル以外のアザーカーともバトルができ、勝利すると10000CP弱を獲得できます。
ただし、喧嘩を売る相手は選びましょう。スポーツカーやタクシー(!)を相手にしてしまうと、ほぼ確実にぶっちぎられます。
概ね車格の小さい車(軽自動車)やトラック、ワンボックス相手であれば、比較的勝ちやすいと思います。
おわりに
というところで、このガイドは一旦終わりにしたいと思います。
このガイドが少しでも役に立てば幸いです。
ネタバレしない範囲を意識したため、概念的な書き方になってしまいましたが、反響があればネタバレ上等の攻略チャートのようなものも別途上げようかと思っています。
3 Comments
Rino-Gravity037 8 May @ 5:11am 
勝てる相手ならREVERSAL ATTACK(はじめに一度先行を許してSPを削られてから抜き返すカウンター)を狙うのもありです。
FIRST ATTACKだと3000CP程度ですが、REVERSAL ATTACKだと10000CPが貰えます。
ダイナやタウンエースバンなんかを相手にREVERSAL ATTACKを狙いつつジャストアクセルやニアミスも駆使すれば簡単に稼ぐことができます。
Tomoya 2 Feb @ 9:12pm 
エンジンパワー、数値通りではないような気がします。このゲームではスペックは載せてるだけでどうもスピード指標の方を参照しているような節が見られます

特に車種に関しても実車ではぶっちゃけスイスポの方が比較にもならない位加速が速いはずなのに(ピーク馬力、車重はともかくこのクラスの1300rpm下でトルク8kgmは絶望的な差)ロードスターの方が何故か速かったり
明らかにパワーウェイトレシオに劣る車種が変に速かったり(軽自動車等)、低回転時のトルクウェイトレシオや車重で劣るはずなのに異常な加速をしたり
圧倒的にパワーで負けてるのに湾岸で勝ってしまえたり(コレは踏んでないだけと言い訳は出来ますが……)とワリと不自然と言って差し支えないレベルでゲーム的な処理をしている節が多々見られます
Natsux 31 Jan @ 2:00am 
初心者入門として、
運転下手な自分には大変参考になりました。
ドライビングだけでなく、車選びでは『最大出力 xxxPS、最大トルク xxkgm』を上げるのが最初の段階なのですね。
裏技的な金策も解説されていて助かります。
あとは、チューニングでは常識と思える事(スタート時加速性能や最高速)や初心者向けのキー割り当て(サイドブレーキを別のキーにする、右スティックをアクセルにする)など、せっかく買ったのに脱落しないで楽しめる情報を、首都高ビギナーにご教示頂けると幸いです。