RoadCraft

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舗装のすゝめ
By x2assaulter
メインコンテンツ(になるであろう)舗装について。これが絶対ではないし押し付けるモノでもない。
舗装する時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか 救われてなきゃあ ダメなんだ──(孤独のグルメより改変パロディ。
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はじめに (更新履歴)
ニッチなジャンルの隅っこにあるガイドにようこそ。早速本題。
概要にもある通りコレが絶対的なものではなく、数多あるこのゲームにおける舗装論の一つとして参考にしていただければ幸いです。

2025/05/25 - 初版
2025/05/27 - 修正と画像追加
2025/06/11 - 車両性能を各セクションから独立。舗装と転圧を統合。土砂と平坦化を新設。
各フェーズで使用する車両性能の使用感
ダンプ・Dump
土砂を敷設したり、積載量20㌧超の車両は他のダンプに供給することも可能。全部で3種+DLC1種。現時点(2025/06)でアラマツDLCの入手方法は無し。
使用頻度・目的が多岐にわたるため、早めの錆び取り/アップグレード推奨。

重機名
Tayga6455B
Baikal65-206
EPEC LT200
Aramatsu Bowhead30T
積載量
10t
40t
5t
20t
駆動方式
AWD常時
AWD常時
履帯
履帯
デフ
切替
常時
-
-
入手場所
後始末(Aftermath)
沈没(Sunken)
Lv13
DLC
・Tayga/Baikal共に加速が鈍い。サイドブレーキを有効にしてからアクセルを吹かし、サイドブレーキのリリースと同時に土砂をブチ撒けると最初のクソデカ砂山が多少は小さくできる。
・Baikalは補充すると漏れる。移動中に漏れる。敷設中に漏れる。というぐらいに漏れる。積載量が多く砂のない地域にバケツリレーする時の中継には便利。
・EPEC LT200が必要Lvの割に微妙じゃねぇかと感じるが、つなぎ目や段差の解消といったスポット舗装には重宝する。ただし荷台傾斜が他機種の倍以上傾けないと土砂が落ちてこないので慣れないと逆に使いにくい。
・アラマツ30Tが有るなら最優先でコレを買え。値は張るが相応の性能であり、荷台が360度回転するので車体の向きに左右されない作業がとても快適。販売はよ。



ドーザー・Dozer
ダンプで持った土砂を押し均す作業車。対応車種2台。
ドーザー付きトラックには平坦化機能が無く障害物を押せる程度の機能。手動でも整地するのは厳しいため、平坦化目的で購入する場合は要注意。
平坦化以外にも障害物(岩・コンテナ等)を敷地から押し出したりと、使用頻度・目的が複数ある。
錆び取り/アップグレードの優先度は高い方。

重機名
Kronenwerk L-34
Vostok ATM-53Pioneer
ブレード幅
3.2m
5m
駆動方式
AWD常時
履帯
デフ
常時
-
入手場所
災害迫る(Precipice)
陥没穴(Sojourn)
・L-34は高低差に強くバケット(ブレード)が機敏に動くので斜面の処理は上手。半面高く上がったブレードの影響で転びやすいので現場に向かう移動時等は慎重に。
・ATM-53はブレード幅が約1.5倍あり平坦化スピードは速い。しかし車高が低くブレードを抜けたり、土砂に隠れていた岩でスタックすることもある。
・手間は増えるが初動のをL-34、追い砂の平坦化をATM-53とすると奇麗な土砂盛りが完成しやすい。



アスファルト敷設機・Asphalt Paver
アスファルトを敷設する重機二台。他の重機と異なりアスファルト敷設以外の役割が無いに等しい。
錆びを取っても敷設幅は変化ないが、機動性が上がるので細かい作業は楽になる(かもしれない)
敷設時に土砂を雀の涙程度ではあるが若干滑らかにする。

重機名
DS 135A "Bunker"
Arling Roadworks 120 Special
敷設幅
4.9m
6m
駆動方式
履帯
履帯
デフ
-
-
入手方法
後始末(Aftermath)
Lv14
・敷設ブレードが非動的オブジェクトを時々貫通する。多分不具合。
・移動速度はDS135Aの方が早いんじゃないのか?と思うことが時々ある。
・120Spは大きくStep39331に載せることは困難。長距離移動は輸送型Zikz605Eを使うと楽。



ロードローラー・Roller
転圧機とも。このガイドだと『転圧/転圧機』表記のはず。
転圧幅が敷設機よりも狭く、敷設面全域を転圧しようとすると1往復は必至で移動距離が長い。
その為使用時間が長く移動速度による転圧不足が発生しない仕様なので、錆び取りや上位機種への乗り換えを優先しても損はない。

重機名
DK 55K "Katok"
Arling Roadworks 750R
転圧幅
2.5m
2.6m
駆動方式
RWD
RWD
デフ
-
常時
入手方法
後始末(Aftermath)
Lv19
・DK55Kの転圧幅が2.5mとなっているが、これは前部の長さであり後部は750Rと同等の2.6mある。
・DK55Kの転圧判定は両ローラーとも在るので、どちらかで踏めば転圧可能。
・移動速度は750Rの方が早い(体感)
Youはナニしに舗装路を?
段差があるから橋の代替で盛るのか、はたまた酷道が過ぎてルートAI車がスタックするから作るのか。
このあたりをはっきりさせないと、土砂盛り具合や土砂撒き回数が変化する。

・平坦な酷道を舗装するなら、凸凹が生じないように必要最低限の少ない量を投下すればよい。
・酷道で段差も激しいなら、重機が最低限通れる程度に砂を薄く撒いて平坦化。その後に凹んだ場所に盛り砂で段差を減らす。
プレイヤーが建てた橋の袂と地面をスムーズにする目的なら、仕様上砂が消えてしまうので先に舗装まで終わらせてから橋を設置する必要が出てくる。その為簡易橋を作って両岸を舗装、そのあとに正規橋を設置し道路の延長となる。
→v1.6パッチで改善され、橋の袂にも土が盛れるように。最初から正規橋を建ててから土砂→平坦→舗装が出来るようになった。

プレイヤー作成の橋は解体すると資材が100%戻ってくるので、舗装路用意するか迷った時は橋で代替するのも手。
土砂敷設(ダンプトラック)
舗装するのには土砂が必須だが、土砂をドシャッと落としただけではただの山。追加の作業が必須となる。
凹凸の少ない奇麗な路面を目指すなら土砂は可能な限り薄くすると、追加の作業が楽になる。
また土砂投射量を必要最低限にすることで距離が伸びて土砂補給回数も減らせて作業量が減らせる。
土砂落としすぎた!撤去したい!
ってことはできない。敷設した土砂は頑張って伸ばして平坦化するしかない...。

Tayga6455B
一番最初にもらえる『錆びたTyga6455B』での比較。
左側は低ギアを有効化、右側は全速力。

速度以外にもバケットに残っている砂の量でも変化する。残っている量が1/3程度になるとバケットの傾斜を最大にしても最初の半分以下程度の量になる。スカウトの全長ほどの長さでも投射の仕方によっては大きく変わる。


車体の傾斜もバケットに大きく影響し、坂などでバケットから砂があふれると投下面以外でも砂が落ちる。投下中だけではなく移動中も注意したい。
特にBaikalは溢れやすい構造なのか、土砂補給をしている時からブチ撒ける零してしまうほど繊細。散乱しても問題ない場所か確認してから補給しよう。

土砂補給場所はMapを開いて<車両/橋>モードのどちらかに変えて、レイヤーを<土砂採取場>に切り替えると表示される。
コーデックスの『ダンプトラックと土砂採取場』からも、ふわっとした説明が確認可能。


コーデックスの3枚目、移動式土砂選別機はプレイヤーが設置できる土砂補給場所。
砂地に機械を設置して稼働させると動作する。砂地判定がレイヤー等に描画されないので砂地っぽいところまで行かないと判らない。今後の更新で表示されるといいね?
現時点で実装されている車両は一台のみで、解放にはZikz605Eの発見と、Lv12の到達。ショップから62,000で購入する必要がある。供給範囲は140m。
平坦化(ドーザー)


右の画像は上から中央、左右、中央の後に左右を実施した物。
・通行量が少ない、多いけど一方通行など広い幅が要らない場所を敷設するなら上段の中央平坦化で十分。

・カーブや長い車両が通るから内輪差を考えてちょっと余裕が欲しいな…けど作業はそこまで増やしたくない...なら中段の中央を起点に左右を平坦化

・AI車列が複数、プレイヤーも通るしで通行量が多いなら手間を惜しまず上段の左右も平坦化して下段の形。砂の盛り方によっては画像の通り不足する事があるので不足箇所に少し盛るか、初めから投下量を増やす。










地面や地形の隆起が激しく下記画像のように想定より路面が荒れてしまったり、段差によって継ぎ目が出来てしまう場合は、雑でもいいから土砂を盛って簡易平坦化、そのあとに改めて土砂を敷設して再度平坦化すると比較的奇麗に仕上がる。




細かい調整苦手だよ!ってなるならいっそ盛りに盛ってしまうのも手。デカいは正義。


通行量も少なく使用頻度も少ないならこれ以降のアスファルト敷設を省いても良い。
しかし土砂だけだと、重量や通行頻度によっては土砂が削れてスタックする事もあるので構造に不安がある場所なら敷設必至。
土砂投下量と平坦化作業
土砂投下量を最小限にしたい理由

基本的なことは前段で触れたが、なぜ土砂を最低限にする必要があるかという話。
土砂自身も凸凹や凹凸を作る要素となり、平坦化作業が雑だと舗装時に激しく波打つことになる。


正面から簡易的に模したものだが、右を調整なし最大量。左を調整した最低量とする。
左の最低量の場合は平坦化作業は1回で十分広がる。
対して右側。同じ高さにするには最低でも水色ゲージの高さを削る必要がある。

山の中央を平坦化しても余剰分は下記画像の白色部分、左右に排出される。量によっては新たな山となり追加の平坦化作業が必要となる。


だったら最初から中央を起点に左右に平坦化すればいいんでしょ?と思うが左右の白山の比率が変わるだけで、下手をすると土台の橙山が削れて追い土、さらに平坦化…と作業量が増える。

厄介なのはこの平坦化作業はブレードの接地面を均一にするのであって周囲と同じ高さに揃える機能はないということ。
なので左右の山を平坦化しても同じ高さになることは稀。

段差を可能な限り減らすなら、ある程度段差を減らしたらローラーで転圧すると多少はマシか…?程度には軽減される。
アスファルト敷設と転圧(舗装機とローラー)
アスファルト敷設

前段の砂撒きと平坦化の仕上がり具合で難易度が大きく変わる。初期モデルのDS135Aは凸凹の影響が大きく、引っかかることが多い。



転圧

敷設したアスファルトを潰して密にする。仕上がると奇麗な灰色に。Demo版とは異なりアスファルトの端は荒いまま。



土砂の『バリ取り』
土砂平坦化の仕上げに転圧をする事で、凸凹を緩和し舗装機の引っ掛かりを軽減する方法もあるが、ドーザーによる平坦化で段差がある程度解消されていることが前提。ローラーによる仕上げはお気持ち程度の効果。


土砂に転圧しても見た目はほとんど変わらないので実施するなら走行箇所を忘れない走り方をしたい。
手間の割に効果は微妙である。通行の規模が大きい交差点や、不整地から舗装面に乗り上げる箇所ならやっても損はないだろう。
奇麗な表面を求めて
散りばめながら書いたが、言いたいのは以下の何点か
・アスファルト塗布面の土砂は可能な限り薄く。
→敷設車の引っ掛かりが少なくなる
→作業工程が減らせる

・塗布面を確保できないなら橋の代替を考える。
→土砂山作成は時間がかかる
→埋め立ては辛い
→そういう場所に限って補給範囲外だったりする

・他人の道路を鑑賞する。
→通れるならそれが道。
→自由でいいんだ、自由で。


最後に道路等インフラに関わる方々に敬意と感謝を。